2025年10月8日 (水) 14:45 ~ 15:30B-4ベンダープレゼンテーション会場B
つながりによる防災の可能性を考える
本講演では、能登半島地震における情報格差の実態について、金沢大学の調査結果を詳しく解説いたします。この調査では「約2人に1人が情報を得られる人と得られない人で差があった」と回答しており、災害時の情報伝達における課題が浮き彫りになりました。さらに、発災後の情報源として「LINE」がテレビに次いで2位となるなど、SNSツールの重要性も明らかになっています。
さらに、実際に能登半島地震において、珠洲市のLINE公式アカウントから配信されたメッセージ600点、画像36点を収録したLINE公式アカウント事例集についてもご紹介します。実際の配信文面を参考に、災害発生時にすぐに使えるよう、平時から準備できる情報発信のテンプレートを作成いたしました。自治体職員の皆様の明日からの災害対応業務にもすぐにご活用いただける内容となっております。
「もしも明日、自分の自治体で大きな災害が発生したら...」そんな時に備えて、住民・地域・行政の繋がり方を考える貴重な機会になれば幸いです。
国立大学法人 金沢大学
先端科学・社会共創推進機構能登里山里海未来創造センター 教授篠田 隆行
LINEヤフー株式会社
会長室ソーシャルアクション推進室ソーシャルアクション推進チーム山香 真人